経営者心理を考える

経営側の立場になると、色んな心理が働いて、それがモロ、形となって現れますね。

一口馬主における募集ラインナップのことです。

個人的には2つのクラブのリニューアル直後を見てきたわけですが、まずキャロットクラブについて。


今ではあのイタリア国旗を思わせる勝負服を見たら、『キャロットクラブ!』とわかってもらえるように、すっかり有名になりました。

このキャロットクラブを有名にしたのは間違いなく、リニューアル3年目の募集馬たち。

確かに、初年度からG3勝ち馬トリリオンカット、2年目のラインナップもG1馬ハットトリックを出すなど、素晴らしかったのですが、3年目のいわゆる“伝説の2002年産”には敵わないでしょう。

ディアデラノビア、シーザリオという女傑は勿論のこと、とにかく、「ハズレ」が少なかった世代でした。

そしてそのシーザリオのクラブ初のG1制覇を皮切りに、この世代の活躍で「キャロットクラブ」というクラブが世間に注目され、記録的な会員増加につながり、それからはコンスタントに毎年活躍馬を出すのでクラブの人気は高まる一方となったのです。

「コンスタントに毎年活躍馬を出している」とはいえ、実際は、「当たり」に比べて「ハズレ」が圧倒的に多いのが、“伝説の2002年産”とはまったく違うところです。そんな(「ハズレ」が多いという)状況の中でも、たまに出る「当たり」は超A級の馬なのですからインパクトが強いわけですね。


これらの歴史を経営サイドの心理として考えると、あくまで憶測ですが、

『さあ、リニューアル!少数精鋭でアピールするぞ!』

『2年目、うーん、まだまだ活躍馬が出ないせいか会員が増えないなぁ』

『3年目、これは誤算。ちょっとまずいな。ヨシ!この年は勝負だぞ!!』

『ほら見ろ!思ったとおりだ!あとは、少しずつ経営(回収)させていただこう。』


。。。こんな感じですが、これって何かと似てません!?

『パチンコの新装開店と一緒やん!!』


そうですねぇ。「赤字覚悟で出して、少しずつ回収する」
 
客心理としたら、

『あの大当たりが忘れられない』

『たまに大当たりが出るからやめられない』

双方、うまく噛み合うわけです。


そんな“安泰”キャロットにも誤算が生じてしまいました。
「新ファンド法」です。

「一口は儲からない」
というのが世間で広まり、辞めた方も多く現れました。

そんな逆境をキャロットは、再び「あの手」で会員増員に成功しました。

現2歳馬の2006年産です。
この世代を「キャロットクラブ、第2次ピーク世代」と、勝手に命名しました。

2歳で早くも重賞勝ち馬を輩出し、これから続々と続くでしょう。そして、来年のクラシックでは、あの“イタリアントリコロール勝負服”が目立つ事になるでしょう。

そうなれば、再び、キャロットの人気が高まるわけです。
キャロットは、絶妙のタイミングで再び「新装開店」をやったわけですね!

『経営がうまいなぁ』



もうひとつ加入しているセゾンの場合は、初年度から勝負をかけてきました。
岡田さんらしいとはいえばらしいですね。

ですが、思うように会員が伸びません。
初年度から重賞を勝ったのに!です。

クラブの知名度を上げるためにも冠名も付けました。
冠名制自体別に構わないのです。

しかし、ありふれた、「ドリーム」と「サマー」。
インパクトが小さすぎます。

『どこのドリーム?』
ドリーム何某が多すぎます。

グランパズ「ドリーム」、
セゾン=フランス語で「季節」⇒「サマー」
なるほど、色々掛かっていますが。


それと、経営が下手ですね。もっともっと売り込まなきゃ。
HPだって、まだまだ改善の余地を残している。
近況にはせめて父母の名前を付加しないと、未だに馬の見分けがつかない。だから他の馬のコメントを見る気にならないし、出資意欲も低下してしまう。

だから岡田さんが一人気を吐いてもクラブ(売る側)とうまく噛み合わないとダメと思うんですよね。

それでも、例外なく2年目、3年目と、馬の質を見れば気合いが伝わる。

『何とか結果を出して、知名度を上げなきゃ!』



“レッド軍団”こと東京サラブレッドクラブも今年の2歳世代がブレークしました。リニューアル2年目世代の、あの辞典のようなカタログだった世代です。冠名も付けて気合を感じます。まさに、

『新装開店真っ最中!』

ですね。



ダラダラと書きましたが、

『色んな心理を考えて買わなきゃなぁ。』

と、改めて考えた、今日この頃です。
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キャロット商店

2002年度産駒からキャロットCに入会しました(笑)。
明け2歳馬になっていた状態で出資馬を探したのを覚えています。
後のシーザリオにも残口がありましたが、
全くのスルーパスでございます(汗)。
そんな中でライトニングボールを選び出したワケですが、
セン馬6歳になっても現役で頑張ってくれているのが嬉しいです。

ポンセさんの書かれている通り、
その後の世代は[大当たり]も居るが…ですよね。
自慢にもなりませんが、
サブコンシャス(2005年度産駒)まで未勝利が続きました。

キャロット商店の上手な?!商売に釣られて?!、
現在進行形中の会員でいる自分が妙に笑えます(笑)。


素朴な疑問なんですが…。
鬼ような当たりを出すキャロット商店も補償を発生させています。
大当たりの影になって分かり難いのでしょうが、
採算は合うのでしょうか?!。

3150円×会員数で儲けもあるのでしょうが、
馬の仕入れだったタダでは無いハズです。
NFが特別価格?!で卸してくれても?!、
大変な金額になるような気がします。

なんて、ショボイ零細商店の僕が心配する必要もありませんね(笑)

カリンさんへ

こんばんは!
コメントありがとうございますv-291

ここからの話はどうか「憶測でものを言っている」と解釈くださいv-421


カリンさんの疑問に対して、ボクなりに仮説を持っているんですよ。それは、「キャロット商店」の前にある語句を付ければ妙に納得できるのです!!

  「ノーザンファーム代理店」キャロット商店

ね!これで全て納得しません?v-411
仮説とはこうなんです。。。

 ・これ以上クラブを増やせない(規定)
 ・ノーザンファームは余った馬をなんとかしたい
 ・キャロットが窓口になって販売する
 ・しかしあくまで「代理店」
 ・キャロットは売上何%、もしくは会費を収入とする
 ・すべてのリスクはノーザンファームが請け負う

こういう契約が交わされているという仮説なんですよねぇ。

セゾンもコスモヴューファームとの間にそのような契約があるのでは?と思う事があります。

それは岡田総帥の名前を堂々と出せない事情、そこです。絶対名前を出せばこれ以上ないセールスになるんですが、出したくても出せないんですよね。表面的には、「第二のクラブを作ってはいけない」ですから。それがクラブに直接関与してはいけない事情と思うんです。

法の網の目を潜って
「実際は。。。」
という事って、沢山ありますからね。

ほんと、憶測だらけで笑われるかも知れませんが、そのように解釈しているんです。だから「アウトレット」でも納得して買えるんですよねぇ。。。v-398

東京TC

東京サラブレッドクラブは確かに現2歳世代はいい馬が多かったです。入会しようかという気もちょっと起きたほど(汗
でも現1歳世代はダメです。きっと経営者が「あんなにいい馬(2歳世代)で募集したのに売れ残るし、会員は全然増えない」ともう諦めてしまったようですね。パチンコ屋さんなのに(苦笑

ふうじんさんへ

>パチンコ屋さんなのに(苦笑

ハハハ、そうでした(笑)

馬の質は勿論ですが、あの辞典…じゃなくて、カタログは
ちょっとやりすぎ感がありましたね。けど、そこはパチンコ経営のノウハウを活かして、きっと緻密な計算があったのでは?とも思います。―
「これから更に“2世代目レッド軍団”の快進撃は続いて、他クラブからの受け入れ態勢バッチシ!」みたいな。。。

ただ、同時期にキャロットも好調というのが誤算でしたね。。。

No title

パチンコ経営のノウハウというと、
ゴールドみたいな大失敗なのか成功するつもりが
無いのかなクラブもありますよねえ・・・

あそこは馬主気分と金持ち気分を間違えた感はありますが、
ターゲットにする客層の問題というか、銀座のパチンコ屋と
新橋のパチンコ屋は実態はともかく心意気は似て非なるものというか。

東京さんはやり方次第でしょうけど、規模は別にして、
生産者の息吹、コンセプトを感じないお金持ち主導のクラブは
どんどんダメになっていくと思います。
一口馬主は基本、損得抜きでマゾの馬好きだというのを
しっかり捕らえて欲しいですね。
(大樹もダメになっていったのは生産力のパイを越えて
 非生産馬の転売で会員を増やしてからですし・・・)
(なんて勝手なことを書いてみました。お邪魔しました)

えびさんへ

さすが長く一口をされてきた、また色んなクラブ経営を見てきたえびさんのご意見です。全くその通りと思います。

キャロットは牧場系なので今のやり方が通用するのでしょうが、バイヤー系だと、早かれ遅かれいずれは衰退の方向へ行っていますもんね。バックに牧場が付いていないと一つ間違ったら経営が苦しくなり、負のスパイラル陥ていくのでしょうね。

だからこそ、えびさんが仰るように、「売り手」と「買い手」の考え方にズレが生じてはいけないんだと強く思います。社台系はその点上手ですし、ラフィアン系も実際肌で感じてみて、「なるほど!リピーターが多いはずだ」と納得するものがあります。
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